空転日記

「はばかりながら はばかる」 ぢっと手を見る

日本人の日本人のための日本人による?

社会民主党が「福島瑞穂ぼっち党」になってしまった。
党大会で立憲民主党が呼びかけた合流への対応を協議し賛成多数で容認した。党首の福島氏のみが残留するという。残る3人は離党し立憲民主党に合流する。はて1人で「党」なのか?

実際、福島氏1人では立ち行かないだろう。事実上日本社会党から続く伝統ある政党の終焉である。実際は村山政権になったとき終わっていたわけだが。

村山政権で連立政権に入るとき、社会党は「自衛隊を合憲」と表明した。これで社会党のアイデンティティは失われ、終わっていたのだ。
当時は自衛隊を違憲とする論調も多くあった。しかし当時の最大野党が自衛隊を合憲としたのだから、実質上の憲法解釈の変更がなされ、社会党が主導する解釈改憲がおこなわれたのである。それから自衛隊自体を違憲とする論調はなくなる。
ここから社会党の没落が始まる。支持者は全共闘世代の高齢者が多い。
そーゆーお年寄りの減少にあわせて、社会党の国家議員も減ってきた。

左翼の衰退ともいえるが、不思議と共産党は元気なんである。なぜなんだぜ?共産党の議員が舌鋒鋭く与党を批判する姿は、SNSなどを通じ一定の評価がある。

社民党と共産党はなにが違うのだろうか。

共産党は「確かな野党」であり、政権をとる気なんて全くない。そこから出る主張はある種の理想であり、害がないのだ。現体制に対する批判は封じられるべきではなく、必要なものである。純化されたように見える批判精神が一定の評価を得るのは当然である。
現状に不満を持つ層は無責任に理想を語る共産党に安心して共感できるのである。

社民党の主張は、なまじ権力を握った経験があるからか胡散臭いのである。そして全く日本のためにならないように感じる。従軍慰安婦や拉致被害者をめぐる対応などから見えてくる国家観に信用が置けないのである。悪の秘密結社感があるのだ。
鷹の爪団(大好き)じゃないんだから

共産党は政権を取ったりできないが、ある種の劇薬として効用が期待され、社民党は笑えない鷹の爪団として評価を落としてきたのである。

いずれにせよ、野党が「日本人」のための政党になったら、政権交代とかも現実味を帯びるのだろうが。

それはいつになるのだろうか。

 

 

 

 

 

「女性閣僚増やせ論者」を信用しない

アメリカ大統領選でサンダーバード、じゃなかったバイデンが勝利を確実にした。就任するのはまだ先。そしてカマラ・ハリスがアメリカ初の女性副大統領になる見込み。
カマラ・ハリスが勝利宣言のスピーチをしたというニュースを報じるワイドショーを見ていたら、女性コメンテーターが涙ぐみながら感動したと言う。「すべての少女に希望を与えている」という。ならば小池都知事が誕生したときは感動のあまり滂沱の涙を流したのだろうな。そして返す刀でわが国の女性閣僚の少なさを嘆く。

陸上自衛隊レンジャー部隊は想像を絶する過酷な訓練をすることで知られる精鋭たちである。消防士も命がけの過酷な仕事である。そういう危険な職種でも半分は女性にしろという意見を「女性閣僚増やせ論者」から聞いたことはない。命がけの危険な仕事は男がやれということである。
「女性閣僚増やせ論者」は男女平等を謳っているようだが、本当にそうならすべての職種で男女比を同じにしろと言い、ついでにスポーツも男女で分けるのをやめろと主張しなければならない。そうでなければ単なる政治運動である。
しかし言わない。

つなり危険な仕事は男に押し付け続け、権力は女性にもよこせといっているに過ぎない。おぬしも悪よのう。
上っ面だけの男女平等を謳う「女性閣僚増やせ論者」なんか信用できるか。

 

 

 

 

 

やっちゃえトランプ

アメリカ大統領選は僅差でバイデンの勝利となった。日本メディアの予測ではバイデン圧勝だったので、反トランプ陣営も無邪気に勝利に喜べない状況になっている。郵便投票を積極的に活用したため、負けたトランプも現職大統領では最多得票となっている。
そしてトランプは不正選挙だと訴え法廷闘争を開始した。

アメリカの大統領選挙はおもしろい。そしてくだらない。だいたい「選挙人制度」とはなんぞや。かつて識字率や教育水準が低かったことの名残らしいが。
「アメリカは直接民主義で素晴らしい。日本もかくありたい」と教わったものだが、間接民主主義じゃん。しかしこのよく分からない「選挙人制度」がアメリカの伝統であり、改革せよという声は少ないという。

ショーアップされたテレビ討論会での貶し合いから、マスメディアの伝えかた、国民の熱狂などは日本人の常識からは遠く、これが民主主義ならむしろ封建主義でいいやと思う。

民主主義ってなに?と問われて即答できる人は少ないと思う。

話し合いで決めること?
多数決?
少数派の意見を尊重すること?
人権を尊重すること?

話し合いで解決しないことが多いことは小学生だって知っているし、「多数決」と「少数派の意見を尊重すること」はそもそも矛盾している。独裁がいいとみんなが思ったら民主独裁制になるのかな。

「民主主義の国アメリカ」で行われる大統領選挙は、その民主主義の矛盾と限界を顕在化させている。

トランプは選挙結果を不正だと戦う権利がある。徹底的にやればいい。
そして民主主義の持つくだらない面をこれでもかと見せつけて欲しいのだ。ふんわりと「民主主義」を理想としている怠惰な現状に一石を投じていただきたい。
やっちゃえトランプ