空転日記

はばかりながら はばかる

議会政治は民主主義ではない?

入管法改正法案

出入国管理法改正案が衆議院で可決され参議院での審議が開始された。安倍政権は何がなんでも今国会で成立させる気だろう。「移民」かそうでないかといえば「移民」だろうが、そんなことは瑣末な問題と思う。アメリカではトランプ大統領が不法移民排斥を訴えヨーロッパでも移民に対する風当たりが強くなっている現在、野党は賛成かと思ったら反対らしい。医療保険の負担が増えるなどといっているが、「こども手当て」を海外にまでばら撒いた今の野党が何を言うか。もはや今国会での成立は間違いないのだから、野党はやみくもに廃案を訴えず制度の不備を指摘して「ましな制度」になるよう審議してほしいと思う。

そして安倍政権下の国会運営を野党やマスコミは「採決が強行された」とか「数のおごり」とか「独裁者」などと意味のない批判をする。しょうがないじゃないか。

議会政治と民主主義

議会政治というのは多数決で物事を決める。これは少数派の意見を排除し多数派の意見を尊重するためだ。合理的だが多数派が正しいとは限らない。議会政治は理想の実現を目指すものではなく単なる「システム」に過ぎない。

民主主義はイデオロギーである。これの現実に則した説明は難しい。

「国民主権である」これもただのシステムだ。たとえばナチスは当時のドイツ国民が作った。国民が正しいとは限らない。

「みんなで話し合って決める」これは議会政治というシステムとなる。

「文民統治」文民統治をしているアメリカを見よ。あれが理想か。日本では軍事政権だった江戸時代は平和だった。

「少数派の意見を大事にする」残念ながら議会政治はそれを否定するシステムだ。

頭のいい人は「民主主義」を連呼するが、民主主義の正体は分からない。

 

明らかなのは、議会政治は「合理的な単なるシステム」で民主主義は「理想主義的な漠然としたイデオロギー」。まったく別のものだ。つまるところ「議会制民主主義」は矛盾をはらんだ未完成なものなのだ。

したがって少数派の野党が国会でいくら民主主義を訴えても時間の無駄なのだ。