空転日記

はばかりながら はばかる

女性天皇はいいけど女系天皇は慎重に

「令和」時代が始まった。

 新元号への切り替え、天皇陛下の退位、新天皇の即位は滞りなく行われた。渋谷や道頓堀でバカが騒いだくらいか。これは仕方がない。世の中には一定数のバカがいるからだ。

昭和から平成への改元時は天皇崩御の暗い自粛ムードの中で様々な行事が行われた。それに比べて今回は生前退位で明るいムードの中、連休も併せてイベントとして楽しむ雰囲気さえあった。ナイス判断

新天皇の即位はめでたいことなのだから、もう少し祝賀ムードでいいと思うが、メディアはしかめっ面をして論じ始めた。

NHKなんぞは特集番組で皇室の存続の危機をあおり、共同通信は女性天皇賛成の民意を得たりと世論調査の結果を報じ、読売新聞は女性宮家創設を説く。悠仁さまが皇位を継承するのはまだまだ先で、危機を煽るのはまだ早いように思うが、これも仕方がない。メディアには一定数のバカがいるからだ。

今朝ラジオを聴いていたら、アナウンサーが今後の皇位継承問題について話していたが、「女性天皇」と「女系天皇」をごっちゃにして論じている。これでは理解も進まない。

まずメディアがすべきことは合意形成のために「女性天皇」と「女系天皇」について分かりやすく解説することではないか。

長きにわたって守ってきた男系男子の伝統を、人権思想やフェミニズムなどといった最近の思想に合わせて安易に変えてしまってはならない。もちろん一般社会においては、普遍的な価値観としての人権思想やフェミニズムを取り入れるのは合理性があり、否定されるものではない。

しかし皇室はどうか?皇室自体が人権思想やフェミニズムといった世間の常識から逸脱した異常なものであり、それゆえ価値のあるものだ。一般のものさしを適用すべきではない。

とはいえ皇統は古来より側室制度などによって維持されていた。さすがに現代でそういった制度を復活させたり、側室や一夫多妻を認めるわけにはいかない。するといずれは男系で維持して行くことは困難な状況にはなるだろう。

今すべきことは慌てず、落ち着いて歴史を勉強することだと思う。

メディアが伝統や国柄といったものを軽視していることは間違いない。その価値をきちんと認めた上で、変えるべきは変えようと言うのであればよいのだが、そのような姿勢は感じられない。

かつてメディアは「鬼畜米英」だの「進め1億火の玉だ」などと国民をあらぬ方向に連れて行こうとした。今のメディアも本質は変わっていない。今度は国民をどこに連れて行こうとしているのだろうか。