交通事故はなくならない。飲酒運転からのひき逃げ事件や、高齢者の運転による事故は日常茶飯事である。車がなければ死ななくてすんだ人たちが死んでゆく。
いいかげん自動車メーカーが本腰をいれて対策すべきだ。
まず、運転手の呼吸からアルコールを検知したらエンジンがかからない仕組みにせよ。同乗者はどうすのか?同乗者だって事故が起きた時には救護義務があると考えられるので、アルコール厳禁とすべきである。タクシー業者やバス会社、そして運転代行業の車両を特例扱いにして同乗者は飲酒可とすればよい。
高齢者の運転による事故を減らすにはどうすればよいか。まずは分かりにくいシフトレバーの規格の共通化と操作の単純化。
そして踏み間違いすることを前提に、強くアクセルを踏み込んでもゆっくりとしか動き出さないようにすればいい。そして公道の法定速度をせいぜい時速40kmとし、それ以上の速度は出ないように設計すること。高速道路と警察消防などの車両は例外にすればいい。
飛ばしたい命知らずはサーキットに行けばいい。大した投資はしなくてもほとんど車載のソフトウエア上で出来るはずだ。そして違反者には厳罰をもって対処する。
1トン以上ある鉄の塊は歩行者にとって殺人マシーンである。内燃機関から電気への革命が進む時代になったのだから、ついでに時間や効率を優先する車社会を考え直し、自動車のスピードや性能に対するロマンを捨て去るべきだ。
T型フォードが作られてたかだか100年だ。それ以前は自動車がなくても問題なくやってきたじゃないか。
どんな人間でも過ちを犯すものだし、人間社会には一定数の狂人がいる。メーカーはそれを前提に少しでも安全な車を開発してほしい。テクノロジーは高価な車を作り売るためでなく、命を守るために使うべきだ。