空転日記

はばかりながら はばかる

旧社会党によって解釈改憲は行われている 

今年は参議院選挙が行われる。最大の関心は改憲勢力が改憲発議に必要な3分の2以上の議席を維持できるかだという。 

当然野党の多くは改憲反対である。加えて与党である公明党も後ろ向きだ。公明党の母体である創価学会は日本での信者数は減少し、今やSGI(創価学会インタナショナル)という海外組織の方が力を持っている。特に韓国SGIは多くの信者を抱えている。かつては韓国大統領選挙に日本の公明党が介入し、金大中大統領を誕生させたとの疑惑もあったほど公明党は韓国との関係が深い。憲法改正に反対なのもうなづける。

納得できないのは旧社会党系の議員が頑迷に憲法改正に反対していることだ。護憲という言葉が古びたので「立憲」を好んで使う人たちである。旧社会党は1994年に憲法の解釈を変更した。これは実質的に国会において解釈改憲が行われたということである。これから行おうとしている憲法改正はその後サボっていた事後処理である。

55年体制下において日本社会党は自衛隊は違憲で日米安保には反対というスタンスを貫いてきたが、94年の自社さ政権樹立で日本社会党の村山富市委員長が首班指名を受け村山内閣が成立する。すると村山首相は国会演説で自衛隊は合憲で安保条約も肯定するなど、社会党の路線変更を宣言した。そしてその後、社会党もこれを追認する。この時点で解釈が分かれていた憲法9条などの解釈改憲が行われたといえる。その後速やかに解釈改憲の内容を反映させる事後処理として憲法改正をすべきだったのだ。しかし改正手続きに必要な国民投票のルールすら決まっていなかった状況では話にならない。

その後自衛隊は違憲であると主張する勢力は少なくなっていき、日本社会党も衰退し社民党と名を変えた。今では福島みずほのツイッターの誤字脱字しか存在感はない。

逃げ出した議員の多くは民主党を経て離合集散を繰り返し、立憲民主党に再集結している。

かつて解釈改憲を行った旧社会党の流れを汲む議員が改憲反対を訴えている。そして憲法審査会の開催を拒否し話し合いすらせず逃げているのは卑怯である。公明党のようにどこかの国に気を使っているのだろうか。それともただの無知なのか。

常套句である「なぜ今なのか」という言い方がインテリっぽいと思っているのだろうがバカにしか見えない。

今の日本に強い与党はいらない。必要なのはまともな野党であるが、韓国駆逐艦の火器管制レーダー照射事件にダンマリである。これでは韓国と通じているとされても仕方がない状況である。野党に期待しても時間の無駄と思える。

選挙で投票するにあたり、与党が勝ちすぎると良くないと考えバランスを取るため野党に票を投じる人がいる。なんとなく良識的な考え方と思えるがよく考えるとヘンだ。それでは有権者として国政の問題点や政策の争点を考える必要がないからだ。これは戦後民主主義がもたらした「平和」の恩恵であり弊害である。

ちなみに日本共産党はそのままでいい。いまだに「共産党」を名乗っているのは世界的にも珍しく、ヨーロッパの人は驚くらしい。伝統芸能としていつか世界文化遺産に登録されるはずなので。