射手座のひとりごと

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

専門家のいない国

9月になったら肌寒い日々が続くようになった。オリンピック・パラリンピックと共に夏が終わった感じがする。
自民党総裁選を控え候補者の言動や動きを報じるマスコミも喧しい。
そして、新型コロナの新規感染者数も減ってきた。

もちろん本格的な冬が到来したらまた感染爆発を起こす可能性もあり、当然油断はできないが、ワクチン接種も進み光が見えてきた気もするのである。
そういえば、オリンピックを開催したら感染爆発が起きると多くの専門家やワイドショーのコメンテーターが警鐘を鳴らしていた。結果はどうだ。オリンピック由来の感染者はある程度出ただけである。問題なかっただろう。

今までもたくさんの「専門家」が危機を煽り、悲観的な予測を開陳しマスコミが大げさに騒いできた。

「コロナの女王」と呼ばれ「カワイイはつくれる」を実践してきた大学教授は「紫外線でコロナウイルスは死ぬので甲子園はできます」と言ってのけ、やたらとPCR検査を勧める医者は医療品の販売会社の社外取締役だったし、8割おじさんと言われた専門家はもはや8割信用されていない。

そんな「専門家」を担ぎ上げ、さらに無責任なコメンテーターに意見を言わせるテレビ局は罪深いと言わざるを得ない。

世の中はさまざまな「専門家」で溢れているが、ホンモノの専門家はどれほどいるだろうか。みんな何かの委託を受けてポジショントークをしているに過ぎないからだ。

とくに新形コロナについて語ることは、菅政権批判やオリパラ批判と相似形をなしていたといってよい。無責任に言いっぱなしで反省もない。

結果、菅政権が終わり、総裁選に話題をさらわれているのだから笑えない。

節目節目に「本物の」専門家にキチンと分析してして欲しいものだが、ないものねだりなんだよなあと思う。