射手座の魂

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

ウィズコロナ?ゼロコロナ?

マスク着用もすっかり当たり前になり、マスクをしていなかった時代がもはや懐かしい。

もしエライ人が「もうマスクしなくてもいい」と宣言しても、皆マスクを外すことはないだろう。良くも悪くも、空気を読み、横並びを好む農耕民族日本人の習性として。

9月に入って新規感染者数は減少している。

緊急事態宣言の解除後は制限の緩和に向けた議論が始まるだろう。それも新しい総理大臣の元で。グッバイ、ガースー。

ロックダウンについての検討は自民党総裁選でもテーマのひとつになっている。しかしことコロナ対策としてのロックダウンについては、各国ともうまく行っていないようだ。

ニュージーランドは「ゼロコロナ」を目指し、少人数でも感染者が出るたびロックダウンを行なっている。

日本ではコロナに毅然と立ち向かっているとアンダーン首相は高く評価されているが、隣国オーストラリアの首相からはその政策を「馬鹿げている」と批判されている。新種のデルタ株を抑え込めた国はないからだ。

ニュージーランドは感染者が少なかったためワクチンの接種が進んでいないという問題もある。もちろんワクチンが万能ではないが、出遅れは深刻だ。

いつまでも「鎖国」ができるわけもなく、近いうちに政策の転換を迫られるだろう。

日本もコロナに対して意識をあらためる時期だ。もちろん「単なる風邪」とはいえないし、スウェーデンのような極端な政策を取るわけにもいかない。

マスクと感染対策をできる範囲で行い、ある程度の新型コロナ感染を受け入れるのだ。

怯える事なく、慎重に、ウィズコロナに舵を切りましょう。

そして医療の問題だ。日本の病床数160万のうちコロナの専用病床に割り当てられているのはたったの4万である。

野戦病院なんて作る必要はないのだ。日本医師会と私立病院・開業医の協力があれば問題は解決する。

東京医師会の所属医師の病院で、補助金を受け取っておきながらコロナ病床に空きがあったという事件があった。医師会は補助金の返還も考えているとコメントしていたが、悪質な詐欺行為である。

医療の最前線で苦労されている方々には感謝するが、その一方で既得権益にしがみついて甘い汁を吸っている医療関係者もいるのだ。

この件でマスコミはほぼダンマリである。

新政権の指導力が試されるところだ。マスコミが報じなくても国民はちゃんと見ている。