射手座の魂

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

批判殺到選挙制度改革案②議員を増やせ歳費も増やせ

 

www.koketumarobitu.com上の記事に続いて②である。

みんな国会議員は悪者だと思っている。
当の国会議員ですら「身を切る改革」といって国会議員を減らせと言う。それを言えば受けがいいと思っているようだ。ならばすぐにお辞めなさいな。

国民の声を代弁し国政に反映させることが国会議員の使命である。議員の数を減らしたら、議員1人当たりが受け持つ国民の数は多くなり、その分細やかな民意は反映できなくなる。国会議員の数は多ければ多いほど民意は反映されやすくなる。

なぜ議員の数を減らしたがるのか。不思議でならない。

族議員は、その議員を支援する関連団体のためにその利益を守る存在であり、国政の決定に強い影響力を及ぼす存在である。
悪いイメージが先行するがこれが本来の政治家の姿である。自分を支援してくれる人達のために働くのだから。そしてその議員は高度な専門性を有することが多い。悪いことだけではない。

議員の数を減らしたら、有力で巨大な組織の支援を受ける議員ばかりになり、草の根的な陳情を訴える議員がいなくなる。その結果、巨大な経済団体や労働組合や市民団体の代弁者ばかりになってしまったではないか。

議員の数を増やせ。そして僕たち私たちの族議員を国会に送り出すのだ。

そして国会議員は悪さをする。金に汚い。なぜかといえば金がないからである。なのに議員報酬の削減を言う。みんな言う。おかしいじゃないか。

確かに国会議員の歳費は高額ではあるが、優秀な私設秘書を数名雇い、選挙にかかる資金も多い。活動的に働く政治家ほど金がないのだ。そりゃ悪さもするさ。

議員歳費を増やせ。金に困らないように年2億円くらいでいい。議員を辞任したあともしばらくは安泰なので在職中のよくない癒着も減るだろう。

その代わり政治家・政党に対するあらゆる献金を禁止すればいい。

議員の数を増やし報酬も増やす。そして目一杯尊敬するのだ。

学校の先生は昔偉かった。駆け出しの若い先生ですら親から尊重されていた。
先生は親より学があったからである。いまや大学卒が当たり前となり先生は友達になった。みんな先生を尊敬しなくなったので、おかしな先生が多くなった。

国会議員もそうである。権力があろうが金持ちであろうが、妬み嫉みの対象にしてはならない。みんなのために尽くしてくれるエライ人として、尊敬しまくれ。不祥事を起こしたら恥ずかしくて死にたくなるくらいに。

僕はずっとNHKのスクランブル化を望んでいる。しかしそんなことを言う国会議員は皆無で、それが長年の不満であったのだ。ところがである。
なんと今回の衆院選でNHKのスクランブル化を訴える政党が現れた。なかなか捨てたものでもない。ちょっと思ってたイメージとは違うのですけども。