射手座の魂

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

子の国民年金手続き~日本年金機構は不親切?~

娘が20歳になったので日本年金機構から「国民年金のお知らせ」が来た。国民年金加入と保険料納付の通知である。これから月々16610円払えという。
泥棒である。寝耳に水である。青天の霹靂である。想定外である。想定しておけよ。

同封の納付書で月々払っていいし、金融機関を指定し口座振替で納付してもよい。
そして2年分前納すると割引になってお得である。払った保険料は年末調整の控除の対象にもなる。

驚いたのはクレジットカードでも払えることである。おおポイントがたまるじゃないか。ポイントの亡者である僕としてはクレジットカード一択である。

「クレジットカードで2年分前納」にしようと心に決め手続き開始。付属の冊子を見るとクレジットカード払いの場合は、ホームページをご覧下さいとある。

ホームページで確認し、必要と思われる書類をダウンロード。
「国民保険料クレジットカード納付申出書」と「国民年金クレジットカード納付に関する同意書(被保険者とカード名義人が異なる場合)」の2点である。

必要事項を記入し、同封の封筒に入れようとしてはたと気が付いた。
案内を読むと「提出書類は最寄の年金事務所に郵送するように」としか書いていないのだ。しかし同封の封筒には宛先が印刷されており、「日本年金機構東京広域事務センター行」となっている。
この封筒で送っていいのか判らない。わざわざ同封しているのだから、この封筒で送ってもいいのだろうが…。なんか信用ならない。

こんなときはとネットで調べると、同じように「封筒問題」を疑問に思っている人からの質問が沢山あって感動した。ああ同士よ。おお神よ。
結果としては同封の「日本年金機構東京広域事務センター行」の封筒で送って良いらしい。しかし、そこから各地域の年金事務所に送られるので、直接、最寄の年金事務所に郵送したほうが確実であるという意見があった。なるほどこれは天啓である。
切手代が掛かるが直接送ろう。なんか信用ならないし。

もうひとつ疑問があった、クレジットカードで2年分前納は、2022年4月から2年分の納付となる。それまでの半年間分の納付はどうなるの?これはどこにも書いていない。

しかたない、年金事務所に電話してみるかと電話に向う。きっとなかなか繋がらないのだろうなと思っていたら直ぐに繋がった。しかも平日8:30から電話受付をしている。なかなかサービスがいいじゃないか。

聞いてみるとクレジットカード納付の手続きが完了したら、4月以前の分もクレジットカードで月々払えるという。そしてそれは手続き後に送られてくる通知書で確認できるという。ただ、手続きには時間が掛かるので、今月分は納付書で払ってくださいとのこと。ハイわかりました。
その辺もホームページに記載しておいてくれると助かるっす。

日本年金機構はかつて電子入力を拒否して手書き入力で大混乱を巻き起こしたことがある。おそらくは窓口で現金で納付された保険料を着服するためである。問題になることにはその職員は定年退職しているだろうし、記録もいい加減で追跡できないようにしていた。しかも組織的に行っていたフシがあるのであいた口がふさがらない。いわゆる「消えた年金問題」である。まったく日本年金機構は前科持ちの極悪組織である。

それを考えると案内が不親切であることぐらいは瑣末な事かもしれない。それでもどこか不親切な気がするし、信用してはいけない気がしてしまうのだ。