射手座の魂

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

自壊するリベラル、そして保守は堕落する?

昨年の選挙でリベラル勢力は敗退した。

立憲民主党の代表選が行われ、代表は枝野氏から若手の泉健太氏に引き継がれた。若手に代わって心機一転といきたいところだが支持率は伸びない。なにしろ泉健太新代表にまったく存在感がない。
野党として政策の中身など関係なく自民党を感情的に叩かないといけない。支持者はそれを期待しているのだ。大人の対応をしてはならないのよ。

そこに追い討ちをかけるようにCLP問題が明るみになった。枝野さんはまったくいいタイミングで辞めましたなあ。
泉代表は「当時の責任者である福山元幹事長が説明する必要がある」とひとごとのようである。立憲民主党内の権力闘争を見せつけられているようだ。

新体制になり古参の幹部達は冷や飯を食わされている。一人蓮舫氏が箱根駅伝で存在感を示した。もちろん選手として走ったわけではない。

そこにきて「枝野氏が立憲民主党を離脱し新党設立か?」なんて話も出ているし、支持母体である連合や、共闘すると言っていた共産党との関係もよろしくない。立憲民主党はお先真っ暗である。

そしてメディアにも変化が現れた。
報道ステーションのキャスターが大越氏に代わった。すると中立でバランスの取れた報道姿勢に変化した。
自民党を一方的にこき下ろす報道姿勢が売りだったのに……。

立憲民主党の泉代表にしても報道ステーションにしても、コアな左翼層に訴える戦略をやめたのは間違いない。リベラル相手に商売しても成り立たなくなってきたのだ。

 

一年前に書いた記事を貼り付ける。リベラル左翼の没落は規定路線である。

www.koketumarobitu.com

 

さてリベラルは保守の敵ではなくなった。しかし保守が勝利したわけではなく、リベラルが自壊しただけである。これより試されるのはむしろ保守のほうである。

大東亜戦争に正義はあったなら、原爆を落としたアメリカと仲良くしていいのか?
日本の国柄と現在の世界の価値観は違いすぎないか?
台湾有事の際に参戦する覚悟はあるのか?
ロシアとウクライナから端を発し世界大戦が起きたら参戦する覚悟はあるのか?

いままではリベラルの攻撃と戦ってさえいれば良かったのだ。大体自民党からして政策は結構リベラルである。

自民党を潰したとしても「守るものを守る」姿勢を貫かないと保守もいずれ堕落するだろう。

コロナ後の世界情勢は荒れそうだ。日本の側に立つ愛国者のほうが試される時代になるだろう。