北京オリンピックでおかしなことが起きている。
まずキャラクターがイマイチである。名前は「ビンドゥンドゥン」というらしい。宇宙服っぽい服を着たパンダなのだが、中国の外交姿勢と先端テクノロジーアピールが鼻に付いてなんかイヤ。かわいくない。まあキャラクターはたいした問題ではない。
おかしなことはスキージャンプ混合団体で起きた。
高梨沙羅がスーツの規定違反で失格となったのである。結果日本は4位となった。
金メダルはスロベニア、銀メダルは「ロシアオリンピック委員会」である。
高梨沙羅は1回目に見事な大ジャンプを成功させ、その直後に前例のない形でスーツを調べられ規定違反となった。どうしても狙い撃ちにされた感じがする。
高梨沙羅は号泣しそれでも立派に2回目を飛んだ。その様には感動したが、それで済ませてはいけない。競技後、高梨選手はSNSで謝罪の言葉を述べている。
選手にこんなことをやらせてはいけない。
他にも規定違反となったのはドイツ、オーストリア、ノルウェーのスキージャンプ強豪国である。おいおい、いくらなんでもおかしいだろう。調べるなら全員調べろ。
この判定には各国のスキー関係者やメディアから怒りの声が上がっている。
スノーボードのアルペン競技でも竹内智香選手が不可解な判定で失格となった。競技後にコメントしている。
「欧州スポーツの力を感じた。ノーチャンスだと思った。スポーツマンシップって何だろうって感じるけど、これも五輪の独特な力だと思う」
選手にこんなことを言わせてはいけない。
日本のマスコミはいつも主観にまかせてそのターゲットを非難している。しかし海外での日本人への不利益にはなぜか「客観報道」である。
スポーツに口を出すのは野暮だと絵空事のスポーツマンシップに寄りかかりだんまりである。日本マスコミが批判するのは日本人だけなのだ。内弁慶極まれりである。
こんな低レベルのマスコミが国の進む進路に影響を与えると思うとぞっとする。
経済、文化、スポーツなどあらゆるところで日本は一流であるのだが、マスコミだけは三流、四流である。
マスコミが日本人のために「NO」と言わないなら、マスコミが日本人から「NO」と言われるだけである。