鎌倉殿の13人にハマっている。
おもしろい。人がバンバン死ぬからだ。ツイッターで「しぬどんどん」と言われていて笑った。
源頼朝からして人を信用しなかった。支えてくれる有能な御家人でさえ見せしめの為に殺す。自分を慕ってくれていた佐藤浩市演じる上総広常を殺害するシーンは強烈な印象を残した。
頼朝の死後、頼家が2代目鎌倉殿となり御家人13名の合議制がしかれる。ところがあっという間に1人、2人と離脱しあるいは策略によって殺されてゆく。
梶原景時が死に、阿野全成が死に、比企能員が一族ごと滅ぼされれる。
北条義時はどんどんダークになってき、頼朝に振り回されるお人よし感はもうない。
これからもますます「死ぬどんどん」である。
鎌倉時代には無知であったので、大変勉強になる。
三谷幸喜の脚本は脚色は多いが、史実の解釈において極端な逸脱はないのだろう。
一番良いのは、当時の御家人同士のいがみ合いや血みどろの殺し合い、だまし合いを冷酷に残酷に描いていることだと思う。
一時大河ドラマは「スイーツ化」していた。女性を主人公にして「戦争はいけないことです」なんて言わせていたのである。
現在の平和主義や人権などの民主的価値観を戦国時代に持ちこむことは、なんともつまらないことであるし、歴史に対する侮辱であると思うのである。
低迷する大河を勝手に憂い、いっそのことギャートルズやれと提言したこともあるが、NHKの目にとまっていないようだ。
「鎌倉殿の13人」も合戦シーンは迫力はない。役者のギャラで予算がかつかつなのかではないか。しかし残酷な殺し合いドラマとしてめっぽう面白い。
怒られるのを承知で言います。
女子供に媚びた作品は面白くないのである。女性週刊誌は男が読んでもおもしろくないでしょ。それにそんなもの女性自身が望んではいない。
だって女性の方が残酷じゃん。
怒られるのを承知で言いました。