申し込んでいたマイナンバーカードの受け取り手続きに行った。
必要な暗証番号2種類を考え、身分証明書、マンナンバー通知カードを用意し役所の窓口に行く。ちゃんと準備して行ったので10分程度で受け取りは終了した。
僕が役所に着いた時から高齢女性が別の窓口でずっと大声で文句を言っていた。
「強制なら作るけど、今のままでいいなら作りたくない。私の情報を国に握られるなんてイヤなの」
「マイナンバーカードを作るかどうかは任意です」
「でも保険証がなくなるってテレビでいってたわよ。なくなるなら作らなきゃダメじゃないの。どうなるの?あなた教えてよ」
「どうなるのかは分かりかねますが、マイナンバーカードを作るかどうかは任意です」
「じゃあどうすればいいのよ。作った方がいいの?作らなくてもいいの?」
「マイナンバーカードを作るかどうかは任意です」
といった調子で延々問答を繰り広げている。
いつまでも終わらないので彼女の後ろには長い行列ができているが女性は気にしない。
こういう強い人はマンナンバーカードがなくても大丈夫な気がする。
結局、女性がどういう決断をしたのかは知らないが、高齢者にとって生きにくい時代になったのは確かなようだ。