射手座の魂

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

演劇人に税金をやるな

コロナ禍以降世の中から疎まれることが増えた演劇業界で事件である。

気鋭の演出家谷賢一が主催する劇団の俳優に対しセクハラ・パワハラを恒常的行なっていることが明るみになった。ハラスメントを受けていた女優からの提訴を受け、谷賢一はネット上で反論し潔白を訴えた。しかし他にも被害を訴える声が相次ぎ、訴えた女優が谷から送られてきたラインのスクリーンショットを公開するにいたり、谷賢一は雲隠れしたようだ。
劇作家の井上ひさしがその妻に過酷な暴力行為を行なっていたのは有名な話で、それは出入りの出版マスコミ関係者はみんな知っていたことである。知っていて黙っていたのだから始末が悪い。暴力に加担しているわけで、そいつらも同罪といえる。どうも演劇業界は悪しき昭和の価値観のままでいたいようだ。

同じように今まで谷賢一の演劇活動に関わってきた関係者のほとんどが沈黙するか静観しているのが演劇業界の恐ろしいところである。主に稽古場で行われていたハラスメントを見聞きした関係者はかなりの人数になるはずだ。

制作、音響、照明、衣装、美術、演出部、ひとつの公演で少なくても20〜30人はいるはずの証人たちは口をつぐむ。

身内の非道には沈黙をまもり「慎重に注視する」のでは岸田総理を非難する資格はない。

どこにでも一定数のサイコパスはいるだろうし異常性欲者だっている。演劇業界がゲスの極みであっても別に自由である。大多数の日本人からすれば演劇人の行いなんて知ったことではない。

しかし看過はできない。行政から少なくない額の補助金が投じられているからである。補助金は税金である。

演劇人が下衆のままでいたいのなら構わない。ただ税金をあてにしないで自分達の金で演劇活動をしろ。

文化庁や行政機関も演劇人に金なんかくれてやるな。日本人のために金を使え。