岸田総理がウクライナ電撃訪問の際に持参した「必勝しゃもじ」が批判の対象になっている。
この「必勝しゃもじ」、「飯取る」の意から転じて敵を「召し取る」となり、日露戦争の際に縁起物となったらしい。
そもそも広島では、学門・豊穣・繁栄・勝負事の神である弁財天が持つ琵琶を真似た杓子が縁起物として尊ばれている。
日露戦争のエピソードを踏まえればゼレンスキー大統領への贈り物として相応しいだろう。そんなに悪いチョイスではないと思うのだが、あちこちでケチョンケチョンな言われようである。
おそらく「突撃となりの晩御飯」のせいでしゃもじの印象が悪いのだろう。つまり悪いのはヨネスケである。
しゃもじが悪いというなら他に何があったのか。赤べこか?こけしか?ニポポか?高崎名物のだるまか?どれもイマイチである。
木彫りのシャケ熊ならどうだ?熊がプーチン、シャケがゼレンスキーという趣向だ。おっとこれは最悪だ。ゼレンスキー閣下の親衛隊に××されてしまう。つい指が滑った。
これではしゃもじの方が随分とマシではないか。むしろしゃもじ以外の選択肢はない。
ならばと民芸品から離れて、ユニクロ大統領に一張羅のスーツでも贈ればよかったというのか。
いずれにせよ、今回の一件はむきになって批判することではない。そんなにしゃもじが憎いのか?ヨネスケが憎いのか?いや単にキシダが憎いのだろう。
日本はつくづく「平和」だねえと思う。