射手座の魂

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

川尻こだまは男だった?から考える「男から見る女性」

ツイッターから人気となりアニメ化もされた「川尻こだまのただれた生活」がおもしろい。アマゾンで無料で読めるのでお得である。

ゴールデンウイークに何もすることがない人にお勧めである。

そして最近ある組織(グーグル)から得た情報によると、この漫画の作者は男であるという噂が立っているとのこと。なんと主人公である女性キャラ川尻こだまの中の人は男であった可能性があるわけだ。

そもそも漫画は作り物だし、ペンネームで描くものだし、作者が男であろうが女であろうが問題はないし犯罪でもない。性別が違っていても漫画の面白さは1ミリも損なわれない。しかしなぜかモヤモヤする。

逆に「男だと思っていたら女だった」の場合はなんとも思わない。なぜだろう。「ベルサイユのばら」や「リボンの騎士」の影響だろうか。

しかし「女だと思っていたら男だった」というのはどこか後ろめたい感じがある。

男性に出来ることは女性にもできるのである。もちろん身体的な違いはあるので運動能力などは一般的に男性の方が高いが、社会的に求められる能力のすべてにおいて違いはない。

しかし女性にできて男性にできないことはある。妊娠と出産である(妊娠や出産ができない女性もいることは承知しております)。

子育てを男が担うことはできるが、妊娠と出産は男性にはどうにもならないし、そのつらさや苦しみや喜びを理解することはできない。分かったつもりになるのが関の山である。

本能的に男性は、女性が本来持つ「男には出も足もでない能力」を聖域としているのだ。したがって男性が女性に成りすますと、その聖域を土足で踏み荒らすような不謹慎な感じがするのだと思う。

ポリコレや多様性が幅を利かせる世の中で、こんなことを考える僕は時代遅れなのだろうか。

蛇足だが「川尻こだま」の中の人と噂される藤井おでこさん。こちらも面白い漫画を描いている。これも好きなやつだ。