車には乗らないのでよく分からないが、ガソリン価格は1リットルあたり170円程度で高止まりしたままのようだ。物流業界などは大打撃だろう。自家用車を所有する一般家庭はどうか。
昔と違い燃費は良くなっているから走行距離が同じでもガソリン消費量はグンと減っているはずだ。
そしてリッターあたり20円の値上げなら30リットル給油したとして600円の値上げである。そこそこ車に乗る人でも月に1000円ちょっとだろう。数百万する自家用車を所有しているのなら大した出費ではない。
北欧諸国ではガソリンは日本円に換算するとリッター400円を越える。仮にリッター200円としても世界標準の真ん中あたりである。日本はどちらかと言えばガソリンの安い国といえる。
すこし前ガソリンが高いとマスコミがキャンペーンを張っていた。消費税が掛かり二重課税となる点を強調する。二重課税であるならタバコ税も酒税も自動車税も同じである。ガソリンを引き合いに出すのは庶民の味方をしているつもりだからである。
くだらないなあと思いながらテレビを見ていた。
最近は極端な円安が続いている。
通貨危機だとかハイパーインフレだとか騒ぐのが流行っているようだ。
日本経済は終わったと騒いでいるが、日用品が手の届かない値段になったりしていないし、街に失業者があふれたりもしていない。
話題の中心は海外旅行先での高価な食事である。くだらないなあと思う。