射手座のひとりごと

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

共同親権に反対するリベラルとフェミ界隈

離婚後に共同親権を認める改正民法が成立した。

多くの先進国では共同親権が認められているし、日本でも離婚率は上がってきた。離婚が珍しいことではなくなった現在、共同親権を認めることは必要だと思う。

ただ別居した親が子どものその後にあれこれ口を出すと面倒なことになる。デメリットもあるので問題が出たら柔軟にルールを見直せば良いと思う。

この共同親権、一見リベラルで進歩的でワールドスタンダードである。なのにリベラル界隈は猛反対している。

問題にしているのは「DV夫」の存在である。 「DV夫」から逃げられなくなる共同親権は危険であると主張している。

その主張は一理あるが、ほとんどの夫婦はDVなどの問題はなく話し合いで平和的に離婚しているのでやや極端な意見である。

それに「DV妻」だっているはずなのにそこには触れない。どうも根っこにはフェミ二スト由来の男性差別がある。 「DV夫」ばかり持ち出し、ああまたかと議論を陳腐化させてしまった。

そして離婚したら親権は母親が持つもの、という固定観念があると想像する。離婚後の親権について母親は守られるべきで父親は我慢しろというわけである。

子育ては母親のものという古臭い観念と戦うのがリベラルでないのか?

リベラルって保守なんだな。少なくとも「進歩的」じゃないねと思う。

【追記】これを書いた後、元東大教授の上野千鶴子氏がXに「離婚するにはそれだけの理由がある。妻を殴る蹴る、子どもを虐待する、子育てに関わらない、養育費を支払わない…日本の男に共同親権は百年早い」とポストした。

堂々たるミサンドリーっぷりである。もはや皮肉でなく賞賛に値する。