参議院議員の蓮舫が都知事選への立候補を表明した。その会見のさわりだけを聞いた。
都政とは直接関係ない自民党の裏金問題への批判から始まり、最近の選挙で自民党候補を応援する小池百合子を批判し、自民党と一体である小池百合子に取って変わると息巻いた。
相変わらずの野党仕草である。
蓮舫の代名詞は二重国籍問題であるし、事業仕分けの高圧的な態度や国家でグラビア撮影を行うなどマイナスイメージしかない。
「悪夢の民主党政権」というバイアスを取り払って考えても、よい印象は皆無である。
おまけに共産党の支援を得て立憲共産党状態なのだが市民団体を表に立たせて無所属としての立候補である。こういうステルス作戦を自民党がやったら政党隠しと叩かれるのだが野党は許される。
対する小池都知事は学歴詐称疑惑があったが、カイロ大が卒業を認めちゃったので大きなマイマスにはならないだろう。
蓮舫の立候補を受けてネットでは「赤いきつねvs緑のたぬき」などと揶揄される始末。
現状では小池百合子が有利だろう。そして蓮舫は勝てなくてもいい。都知事選で知名度を上げ、次の衆院選に出るつもりではないか。負けてもいいのだ。
二重国籍問題は敗因として有効に利用できる。
排他的で多様性を認めない東京都民に負けたとアピールすればよい。海外でも大きく取り上げられ、日本社会の閉鎖性に負けた悲劇のヒロインとして取り上げられるだろう。
今回の都知事選は20人程度主候補するという。
都知事選については毎回思うのだが、一部をのぞいてほとんどが奇人変人ばかりでまともな人が少ないのは何でだろう。
まあバカでも立候補できるのはなんとも成熟した民主主義かもしれないが。
赤いきつねと緑のたぬきと奇人変人だけではつまらない。黒い豚カレーの登場を待つか。噂では耳目を集めそうな有名人が出馬するらしい。