自民党総裁選が行われ、石破新総裁が誕生した。石破氏が総理大臣になるわけである。
岸田総裁が派閥の力学を壊してしまったので専門家でも新総裁を予想することは困難であったようだ。自民党をぶっ壊すこと小泉純一郎以上である。
自民党支持の保守派は落胆は計り知れない。有田芳生や辻本清美ら極左がSNSで喜びの声を上げているくらいである。
しかし今回の総裁選は決戦投票となったが石破氏には反高市票が集まっただけで積極的に石破氏が支持されたわけではない。
マスコミは「総理大臣にしたい政治家ランキング」で石破氏を必ず上位に入れていた。これは反安倍路線を是とするマスコミの願望が現れた物であり、まさか本当に石破総理が誕生するとは当のマスコミも想像できなかったのではないか。
嫌がらせで持ち上げてた「推し」がトップに立っちゃったんだから批判もしにくい。報道各社も悩むだろう。
石破政権の政権運営はどうなるだろうか。自民党内の反石破派の動きが未知数ではあるものの、安倍岸田路線とさほど変わらないと予想する。
かつて媚中派と言われた福田氏が総理になっても中国ベッタリにはならなかったし、タカ派と言われた安倍総理も就任早々中国との関係改善に乗り出した。
石破総理の政権運営も今までを踏襲するだろう。
一強が続く自民党体制では総裁選は実質的に政権交代であり、自民党に反対するだけの野党の存在意義はないに等しい。個人的にはこれを機に自民党が分裂して2大政党的体制に再編するのがいいと思う。
立憲、国民民主、維新あたりの議員も合流しやすいだろう。そして一部の害悪でしかない極左勢力はご退出願いたいものだ。