ここ数年使われるようになった「実相」と言う言葉。
「原爆の実相を語り継ぐ」などで使われよく見るようになった。
「事実」とか「真実」より思慮深さを感じるしマスコミが喜んで使いそうではある。
確かに被爆者や戦争経験者はいなくなり事実を知るのもはいなくなる。そこで「実相」を使うようになったのだろう。
一般的には実相は「ありのままの姿」という意味であるが本来は仏教用語である。
ブッダがたどり着いた悟りを指す。
仏教での「実相」は実体的なものではなく「心で推し量ることのできない真実の姿」という意味である。
戦争を語り継がなければならないというが真実を知るものはいなくなる。
これが真実だと言えば実体から距離を置いても許されるとならないか。何せ悟りなのだから。
広島平和記念式典の芝居かがった子供のスピーチを聞いていたら反戦反核思想は宗教化するほかないのだろうと思った。もし戦争被害者を神格化するならば靖国神社と同じである。
そんなことを涅槃のポーズで考えた。