日常の買い物や公共料金の支払いをすべてクレジットカードで行うようになって3年ほどたつ。快適である。始めはなんとなく不安なので財布を持って歩いていたが、必要ないので最近持たなくなった。スマートフォンのケースにPASMO定期券とクレジットカードが入っているだけである。勤め先と自宅を往復するだけなので、財布は飲み会などがあるときに持つだけだ。もちろん子供の学校関係の出費や緊急事態のため家にはいくらかの現金が置いてある。メリットは以下のとおり。
- クレジットカードで支払うと確認メールが届き、使用状況をアプリで確認できるので家計簿代わりになる。
- ポイントがたまりがそこそこの金額になる。
- ATM手数料がかからなくなった。現金主義の頃は毎月2000円程度。
- 財布を出さなくていいので買い物がスマート
そもそもクレジットカードは一時的な「借金」だという認識があり、20代のことは持っていなかった。支払いは現金じゃないとイヤという人間であった。仕事で海外に行くときも持っていなかったので、ホテルで本人確認をしつこくされたこともある。海外ではクレジットカードを持っていない人は「社会的信用のない身分の低い人」とみなされる。
クレジット払いでは、お金の価値や経済状況に鈍感になりそうだと思っていたがそうでもない。考えてみれば紙幣や貨幣はただの紙や金属で、一万円札は数十円の価値しかない。貨幣制度そのものが信用に基づくバーチャルな存在だ。
日々の生活で財布の中の紙や金属をいちいち気にすることから開放されたのが一番のメリットかもしれない。