アメリカは宇宙人との戦いが劣勢になると、「昔取った杵柄だぜ」と大統領が勝手に戦闘機に乗って飛びたっちゃう国である。
なるほどアメリカ大統領に求められる資質は、アクティブというか行動第一であって、理論をこねくり回して慎重に事を運ぶインテリは嫌われる。これが反知性主義ってやつである。反知性主義は「知性のないバカをバカにしちゃうぜ主義」ではない。日本ではかなり誤用されているように思われる。反知性主義は海を渡り、日本では左翼のバカ発見器となったぜよ。
本来、リベラル左翼は労働者やマイノリティの味方なんだが、現在はちょっと違うようだ。リベラルは弱者の味方ではなくなっている。前回の大統領選でもヒラリーは黒人から嫌われた。
トランプを支持しているのは「頭のイカれた白人至上主義者」というイメージをマスコミは垂れ流す。そんなことはないだろう。
日本メディアはCNNやニューヨークタイムズなどの「反トランプ」陣営からの情報しか伝えない。それらはアメリカにおけるテレビ朝日とか朝日新聞の類である。トランプ支持メディアの主張を隠蔽し、半分近い情報を伝えていないわけだ。実際、トランプはマイノリティや黒人からの支持も結構あるのだ。
11月の大統領選挙ではトランプが勝つと予想してみる。民主党のサンダーバード、バイデンではいかにも弱い。副大統領候補に注目を集める作戦をやっているが、黒人系で女性であるという属性に頼るというのは反感も買うだろう。
日本でも、メディアも含め左翼の衰退は著しい。弱者の味方だったはずの左翼のレジームが既得権益と化し、鼻持ちならんと嫌われた。
日本学術会議も国家や弱者に対する嫌悪を隠しもしないパブリックエネミーとなった。