射手座の魂

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

国会でグラビア撮影していた蓮舫はどうなのさ

何かと世間を騒がせる岸田首相の息子、翔太郎氏が6月で総理秘書官を辞任するという。

総理とともに外遊に行った際には公用車で観光に行ったことが問題視された。そして昨年末に総理公邸で親戚を招いて忘年会を開いていた。

赤絨毯が敷かれた階段で写真を撮ったり、寝そべっている写真が流出したから大騒ぎである。

加えてその席に岸田首相本人がラフな格好で出席していたもんだから軽い炎上案件となっている。

しかし無理やり騒いでいる感あり、である。

かつて「官邸」と呼ばれ総理が執務する極めて公的なスペースであったが、今の「公邸」は総理が日常生活を送る住まいである。

税金で賄っているとはいえ総理一家のプライベートスペースである。親戚呼んでの盆年会くらい問題はないのではないか。

だいたい民主党政権時代にも鳩山首相が芸能人を呼んでパーティをしていたし、蓮舫議員は「議員活動」と届け、国会内で宣伝性の強いファッション誌のグラビア撮影をおこない、参院議長から注意を受けていたこともあるじゃないか。もう常にブーメラン刺さったままである。

それに権力を否定する左派が公邸の品格や権威を重んじるのは全くおかしい。翔太郎氏らのカジュアルな振る舞いを褒め称えるべきではないのか。本当は左派の方が権力大好きなのかな?共産党とかね。

この件は無理筋の批判である。

実にくだらないことを一所懸命批判しているのは、先のサミットがそれだけ成功したということの裏返しであり、野党の方が苦しい状況であると見える。

こりゃ岸田政権は安倍政権より長期政権になるかもしれないと思うのである。野党はそれでもいいのだろうか。そういう状況を阻止したいならもっと建設的な批判をしないとダメだこりゃである。

 

死者に人権なし

長野県中野市で悲惨な大量殺人事件が起きた。

男が猟銃を持って自宅に立てこもり、警察官2名を含む4名が殺害された。男の父親は市議会議長で犯人は農業を営んでいたという。今朝犯人が逮捕されたとの報道があった。

正式な逮捕を受け一部マスコミは「男」と呼んでいた犯人の実名を報じ始めた。おそらく現地では「男」が誰であるのか分かっていただろうが、実名報道は警察からの正式な発表を待つのだろう。犯人の人権に配慮しているわけである。

対照的に殺害された被害者の実名はすぐに報じられる。2名の警察官は公僕であるので実名報道に違和感はないが、後の2人は一般人である。

自分が同じように殺されたとして、実名を報じられることを良しとしない人もいるだろう。しかし死んだ人には確認できないし、文句も言われない。死者に配慮すべき人権はないのである。

人質の安全を図る意図もあるのだろうが、銃器や刃物を持って立てこもった犯人に対して警察はどこまでもやさしい。海外のようにすぐさま武装した警察官を突入させ犯人を殺害することはしない。

逮捕されたら法に則り裁判にかけられる。弁護士がついて刑を軽くするために尽力してくれる。おそらく死刑が妥当だが、死刑制度に反対する人もいる。

他人の人権を踏みにじり大量殺人を行った犯人の人権は尊重される。被害者の人権は消えてなくなるのに。

そろそろイデオロギーとしての人権思想は見直すべきだと思う。野蛮と言われる近代以前の風習からも学ぶことはあるはずである。