外交
上川大臣の発言でアレな人々が騒いでいる。 大臣が知事選の応援演説で言った「新知事を生む」という発言について「産む」と取られかねないと難癖をつけ、子供を産めない女性に配慮が足りないと騒ぎ出したのだ。 これは悪質な印象操作であり言葉狩りである。 …
徴兵制がある国は多い。日本人が模範にしたがる北欧諸国や、スイス、イスラエル、トルコ、ポーランド、ロシア、そして東アジア諸国にも多い。お隣の国韓国もそうだ。 かつて戦争は貴族や王族の専売特許であった。庶民にとっては戦争はロマンであり憧れであり…
ウクライナとロシアが戦争を始めたときどうだったか。 ゼレンスキーを正義のヒーローと絶賛し、プーチンは気違いの悪魔とし、ウクライナの戦争は正義であるとメディアは伝えた。ロシア相手には交渉は通じず、徹底抗戦するしかウクライナに残された道はないと…
ハマスからの大規模なロケット弾攻撃に対しイスラエルが反撃を開始して戦争状態に突入した。ハマスはイスラエルにいた民間人を人質に取っているとされる。イスラエルはシリアの空港を攻撃したというしヒズボラとも散発的に戦闘が起きているらしい。中東全体…
被爆地広島で開催しているG7サミットは極めて重要なものになった。 初めて主要7カ国の首脳がそろって平和記念資料館を視察し、被爆者からの証言を聞き、慰霊碑に献花し黙祷を捧げた。首脳たちは資料館で芳名録にそれぞれに平和を希求するメッセージを記した…
岸田総理がウクライナ電撃訪問の際に持参した「必勝しゃもじ」が批判の対象になっている。 この「必勝しゃもじ」、「飯取る」の意から転じて敵を「召し取る」となり、日露戦争の際に縁起物となったらしい。 そもそも広島では、学門・豊穣・繁栄・勝負事の神…
トルストイの有名な小説のせいで「戦争」の反対語は「平和」だと思っている日本人のいかに多いことか。ボーっと生きてんじゃねえでやんすよ。 「戦争」は手段なのでその反対語は「話し合い」である。逆に状態を表す「平和」の反対語は「混乱」とか「混沌」に…
台風が猛威を振るう中、テレビでは台風情報もそこそこにエリザベス女王の国葬を放送していた。とりわけNHKではそれなりの時間を確保して生放送する力の入れよう。 画面で動きがあるたびに解説が入り、参列者のファッションチェックまで始める始末。「報道」…
エリザベス女王死去のニュースが世界を駆け巡った。歴代最長となる在位70年にわたってイギリスの君主を務めた。世界中から悲しみの声が聞こえてくる。 イギリスでは国葬が予定されている。その関連費用は60億ポンド、日本円で1兆円である。もう一度言う。日…
開戦当初は「ロシアの軍資金はすぐに枯渇する」とか「ルーブルは暴落してロシアは破綻する」と識者やマスコミは吹聴していたが、戦争終結まで数年かかるかもという観測まで出始め、見誤るにもほどがある。どうも「こうあって欲しいバイアス」が判断を誤らせ…
戦争についてリアリティーを持って語ることは、長いこと日本においてはタブーだったと思う。 夏になると「あの戦争を忘れるな」とマスコミは連呼し、戦争物の特番が放送され、日本は酷い国だったと子供たちに刷り込む。 僕が子供の頃はそうだった。高校の歴…
第二次大戦は連合国(United Nations)と枢軸国(Axis powers)との戦いであったが、その大戦の戦勝国により結成された国際組織がUnited Nationsである。 日本語では「国際連合」と訳されるが誤訳といってよい。United Nationsなのだからそのまま「連合国」…
ウクライナ-ロシア戦争は長期化の様相を示し、ゼレンスキー劇場も耳目を集めなくなってきた。報道や専門家の意見も当初と変わらず、侵略してきたロシアが悪い、ウクライナが降伏したら酷い目にあうから徹底抗戦しかないのだという論調を続けている。 その専…
ウクライナ戦争でいやおうなく「核抑止」がクローズアップされている。僕は核抑止という概念は冷戦時代のなごりでしかなく無意味になりつつあると思っている。前回のブログで書いたが、威力が抑えられた小型核の登場により、使用へのハードルは低くなってい…
長引くウクライナ戦争により、日本でも様々な価値観が変化しそうな感じである。憲法9条に象徴される観念的な平和主義は力を失い、少し前まで批判の対象であったリアルな現実主義が幅をきかせるようになってきた。左派の人文系は沈黙しているに等しく、保守主…
ロシア軍のウクライナ侵攻開始から3週間を経過した。詳しい状況は相変わらずよく分からないが、膠着状態であるのだろう。当初はプーチンは短期間でウクライナ全土を掌握するはずであるという見立てであったが、どうも違っている。 そもそも広大なウクライナ…
憲法改正に反対する「護憲派」の立場が危うくなってきた。他国で紛争が起きると憲法9条の理想と現実の乖離が指摘され「護憲派」が揶揄されるのはいつものことなのだが、今回はちょっと深刻である。共産党の志位委員長がツイッターで以下の文章を書き込んだ。…
アメリカのバイデン大統領が、北京オリンピックに対する「外交的ボイコット」を検討しているという。 「外交的ボイコット」とは選手は派遣するが政府関係者を派遣しないことらしい。懸念しているのは中国の人権問題であろう。現時点では中国に対するブラフだ…
2002年のサッカー日韓ワールドカップの時、韓国の反日志向やある種の異常性を、テレビや新聞などの大メディアは伝えることなく、ワールドカップの成功を誉めそやしていた。その後、広告代理店が仕掛けた「韓流」が一大ムーブメントを起こす。 大メディアは「…
韓国がおかしなことになっている。慰安婦問題、徴用工問題、そして自衛隊哨戒機への火器管制用レーダー照射問題など、立て続けに日本人を不快にさせる反日的行動が止まらない。加えて韓国経済も急減速している。財閥による経済支配から脱却できず、サムスン…
だいぶ前に出版された姜尚中の著書に気になる記述があった。 現在は在日韓国人として知られている姜尚中であるが、日本の大学を卒業する時に、在日本大韓民国民潭と在日本朝鮮人総聯合会、それぞれから所属しないかと勧誘があったというのだ。民潭に所属すれ…
以前、韓国人女性と仕事をしたことがある。来日して3年くらいである程度日本語は話せたので日常会話は問題なかった。明確に目標があり強い意志を持ち努力を怠らない人であった。 その努力の裏には、日本でなんとしても一人前にならなければいけない、舐めら…
IWC脱退に賛成する
政府が「防衛大綱」を決定し防衛力強化の指針を示した。「多次元統合防衛力」の考えのもとに、宇宙やサイバー、電磁波といった領域の防衛力を強化するほか、いずも型護衛艦の「いずも」「かが」を改修し、新たに購入するF35Bを運用できるようにする。 全通甲…
ペッパー君の再利用について考えた。
日韓関係
韓国政府が日韓政府間合意に基づいて設立した「和解・癒やし財団」の解散を発表した。早速日本政府は韓国政府に対して厳重な抗議をした。国家間の約束が守られないと関係が成り立たない。まあ当然である。 ただ相手は約束を守らない韓国政府である。財団の解…
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルがミャンマーのアウンサンスーチーに授与していた人権賞を撤回すると発表し、ロヒンギャに対する迫害などを批判した。 民主化運動の象徴で軍事政権と戦ったアウンサンスーチーは変わってしまったのか? アウン…
安倍首相とプーチン大統領がシンガポールで首脳会談を行い、1956年の日ソ共同宣言に基づき交渉を進めていくことで合意した。日本としては平和条約締結後に歯舞群島と色丹島の2島先行返還を求めていく戦略に舵を切り、対するプーチン大統領も領土問題の棚上げ…