北朝鮮と韓国の関係がおかしくなってきた。
あ、いつもおかしいので普通というか。
北朝鮮が開城の南北共同連絡事務所を爆破した。爆破は金正恩の側近である金与正によって予告されていて、これにより韓国と北朝鮮の関係は20年前に戻ったと伝えられる。少し前金正恩の重体説や死亡説が飛び交ったが、このきな臭い動きと関係はあるのだろうか。
かつて日本でも、北朝鮮は地上の楽園と宣伝され、野党は朝鮮労働党と親密だったし、拉致問題に北朝鮮の関与が噂されても旧社会党は北朝鮮の味方であった。それが一変したのは小泉訪朝で北朝鮮が拉致を認めたことである。悪事がばれた北朝鮮はミサイルを打ちまくり核開発をほのめかすなどやりたい放題である。そして日本の社会主義運動は死んだ。
今回の連絡事務所爆破のニュースは金与正の写真と共に伝えられた。金与正がどういう人物なのかほとんど知られていないが、非常にキャラが立っている。弱気にみえる韓国の文大統領を冷酷に虐めそうなキャラである。感情が読み取れない。美人である。鞭が似合いそうである。そしてよからぬ想像をしてしまうのである。
まったく現実感がない作り物のような設定なのだが、北朝鮮はそれを狙っているような気さえする。
ずいぶん前から映画や演劇といったリアルなフィクションが衰退している気がしている。アニメ的なフィクションは人気だが。
本当はつまらないはずの現実(ノンフィクション)がありきたりの作り物(フィクション)より面白くなっているからだ。現実世界がアニメ化しているんじゃなかろうか。
これは流れは9.11のテロから始まったと考えている。