さて選挙が始まる。
野党は選挙に向けて共闘すると言い、政権取ったら閣外協力すると言う。
立憲民主党は落ちて行く一方の党勢をどうにかせんといかんので共産党の固い支持層の協力が欲しい。いかにも野党共闘は望ましいかに見える。一昔前なら野合だと叩いたマスコミも味方してくれる。
それにしても任期満了の衆院選に臨むにあたりあまりにも準備や根回しが足りない。わざとではないか。
そこにきて山本太郎の出馬騒動である。
野党共闘に冷や水をかけるために立憲民主党と山本太郎で一芝居打ったと見える。
強引な出馬騒動を表明し、すぐ撤回。段取り良すぎ。
コロナ禍で自民党叩き放題だった時期に存在感を示せなかったポピュリストにとっては久々の表舞台。結果大人の対応を取り撤回したと見られれば悪い話ではない。
立憲としても共産党と一体化し、のみ飲まれるわけにもいかない。
ワイドショーで八代弁護士が共産党の歴史を蒸し返したり、連合の新会長に苦言を呈されたり、なかなかのタイミングである。
立憲としては共産党との共闘がうまくいかなかったのでダメダメでした、となればいいのである。
ツイッターを見ると、野党共闘でもって自民党をぶっ潰せという声で溢れている。皆さん騙されてませんかねえ。この状況はなんだかなあと思う。
(10/17追記)
東京8区からの出馬を取りやめた山本太郎であるが、比例代表東京ブロックから立候補することを発表した。比例名簿の順位は1位である。いきなり比例ではかっこ悪いし、最近存在感もなかった。はじめから仕組まれた茶番だったりして。
山本太朗は知名度で当選するだろう。しかしれいわ新撰組の他の候補者はほぼ落ちるだろうから、山本太郎はいきなり福島みずほ状態になること確定だよね。