射手座のひとりごと

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

「弱者のコスプレ」をしてる? 木下富美子都議、誰の指示ですか?

木下富美子都議がブレイク中である。
無免許運転で事故を起こした。しかし公表することなく7月の都議選で当選。その後雲隠れし、なんと4ヶ月ぶりに公の場所に降臨したのである。
沢山のマスコミが取材しワイドショーを賑わせた。アンタらもヒマねえ。っていうかマスコミに事前に告知してるよね。していないとこんなにマスコミは来ないよね。段取り良すぎでしょ。

しかも胸元の開いた赤いドレス風ワンピースを着て、派手な指輪に高級腕時計を付けての登場である。
無免許運転の事故については「二度と繰り返すことがないよう免許の再取得はせず運転はしません」となんともピントのずれた反省の弁。

そして辞職勧告も無視し召喚状にも従わなかった理由は「体調不良」だという。
「選挙活動の頃から体調が悪かった。事故を受けてさらに悪くなり、眠れなかったり食べ物が口を通らなかった時もあった。尋常でない状態が続いた」とのこと。

そして「ぜひ続けてほしいという声があることも事実です」と議員辞職はしないという。尋常ではない。これぞサスティナブルな強メンタルである。

テレビで見ていて思ったのは、木下都議は「分かりやすい悪役」を演じてないかということだ。

もともと不思議なことにこのスキャンダルに際し、都民ファーストの会の責任はさほど問われなかった。もう会派を離れたとはいえ、都民ファーストの会代表の荒木氏に対する批判もない。小池都知事だって関係者だろうに他人事である。みんな木下都議のスキャンダルで無傷なのだ。

これが自民党の国会議員であれば、総理総裁の責任を追及し支持率ガーとなるだろうにあまりにも露骨である。

このまま木下都議がボーナスを満額貰おうものなら、木下都議「だけ」に対する批判がさらに巻き起こり、裏で誰かが笑うのではないか。

それが今回の件ではより顕著であるように思う。木下都議は「分かりやすい悪役」を演じ、批判を木下都議自身に向くようにしてませんかね。マスコミも承知の上で。

この程度の醜聞は良くあることではある。しかし看過できないこともある。木下都議が「体調が悪くなり尋常ではない状態が続いた」と言っている事である。本当に異常をきたしていれば、治療のためにもっと違う道を辿れたはずだ。
どんな思惑があろうとも「弱者のコスプレ」をしているのであれば、本当の社会的弱者を愚弄する行為だろう。