何かと世間を騒がせる岸田首相の息子、翔太郎氏が6月で総理秘書官を辞任するという。
総理とともに外遊に行った際には公用車で観光に行ったことが問題視された。そして昨年末に総理公邸で親戚を招いて忘年会を開いていた。
赤絨毯が敷かれた階段で写真を撮ったり、寝そべっている写真が流出したから大騒ぎである。
加えてその席に岸田首相本人がラフな格好で出席していたもんだから軽い炎上案件となっている。
しかし無理やり騒いでいる感あり、である。
かつて「官邸」と呼ばれ総理が執務する極めて公的なスペースであったが、今の「公邸」は総理が日常生活を送る住まいである。
税金で賄っているとはいえ総理一家のプライベートスペースである。親戚呼んでの盆年会くらい問題はないのではないか。
だいたい民主党政権時代にも鳩山首相が芸能人を呼んでパーティをしていたし、蓮舫議員は「議員活動」と届け、国会内で宣伝性の強いファッション誌のグラビア撮影をおこない、参院議長から注意を受けていたこともあるじゃないか。もう常にブーメラン刺さったままである。
それに権力を否定する左派が公邸の品格や権威を重んじるのは全くおかしい。翔太郎氏らのカジュアルな振る舞いを褒め称えるべきではないのか。本当は左派の方が権力大好きなのかな?共産党とかね。
この件は無理筋の批判である。
実にくだらないことを一所懸命批判しているのは、先のサミットがそれだけ成功したということの裏返しであり、野党の方が苦しい状況であると見える。
こりゃ岸田政権は安倍政権より長期政権になるかもしれないと思うのである。野党はそれでもいいのだろうか。そういう状況を阻止したいならもっと建設的な批判をしないとダメだこりゃである。