射手座の魂

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

報道機関としてのテレビについて

昨日イスラエルが「戦争状態」になったと発表した。
ガザ地区から数千発のロケット弾が打ち込まれイスラエルでは250人が死亡し、パレスチナ側の戦闘員がイスラエルに侵入し、多数の民間人・軍人を拉致したという。ガザ地区を支配するハマスは「偉大な戦いの日だ」と宣言した。イスラエルからの報復も開始された。

この重大事を日本のテレビはニュースで軽く触れるだけ。昔だったら報道特別番組が編成されてもおかしくない。ウクライナ情勢も同様だが、こういう問題はネットで調べるのが早い。テレビ記者もツイッターで情報を収集し発信している有様。テレビにとっては戦争報道より芸能人クイズ番組の方が大事なのである。最初にテレビが登場したとき「1億総白痴化」を進めるものだと揶揄されたが、結果白痴化したのはテレビメディア自体であった。

他によるすべのない年寄り以外はテレビがなくても問題ない。広告代理店や芸能事務所と癒着し、その宣伝やマーケティングに終始してたツケが「テレビ離れ」を起こしている。

ビッグモーターのCMをさんざん流しておきながら不祥事が起きると叩きまくる。テレビCMを見てビッグモーターに愛車を預けた人もいるだろう。

みんな知ってたジャーニー喜多川の性加害問題については、「噂は知っていたが真実は知らなかった」「認識が甘かった」と言い訳のオンパレードである。おまけに記者会見の運営元に文句をつけまくる。伝える側の都合のいい記者会見を提供せよと言っているわけである。記者だったら自分の足で調べろ。

2021年北海道新聞の記者が旭川医科大学の学長選考会議を取材中,大学の立ち入り禁止エリアに入った疑いで逮捕された。報道機関では「報道の自由」を侵すものとして反発が広がった。結局侵入した記者は不起訴になり社内でも軽い処分となった。新聞記者にとっては、法を犯してでも真実を伝えることは大事だし、目的は手段を浄化するのである。

テレビ記者も取材対象が運営する記者会見なんて拒否し、逮捕覚悟でジャニーズ事務所に侵入して特ダネでも探したらどうか。それで番組を作ったら高視聴率間違いない。