射手座のひとりごと

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

金儲けのための反体制だったのだが……

木下富美子都議が7月に無免許運転で人身事故を起こし、その後所属する都民ファーストの会を除名処分となった。都議会で辞職勧告決議案も可決されたが、本人は雲隠れし議会にも顔を出さない。

その事故も異様である。交差点で右折表示が出ているのに木下都議の車が進まないので、後続車を運転する男性がクラクションをならしたら、木下都議は勢いをつけてバックし、ぶつけて走り去った。ぶつけられた男性が追いかけ木下都議の車を止めたという。

不思議なことにマスコミはこの事件を報道しない。小池都知事の責任も問わない。都民ファーストの会の荒木代表の責任も問わない。
その後、都民ファーストの会が国政政党を作るというので荒木代表が記者会見をしたが、木下都議についてを記者が追及したとは聞かない。もちろん除名済みではあるのでもう関係ないともいえるが、それで済ます。

日本のマスコミはほとんど東京に本社がある。新聞刷ったりテレビ放送したりしているが、実態は東京に根を生やした広告屋や株屋や不動産屋の類である。

東京都とはケンカできないのである。東京都のご機嫌損ねたら商売に差し支える。だから都知事や都議会で力を持つ政党は批判しきらない。そして木下都議の人身事故を積極的に報道しても商売には結びつかない。

かたや国政政党の議員が同じ事件を起こしたらエライ事になる。党や党幹部の責任も問われるし、ワイドショーは批判しまくる。

国をいくら批判しても報道の自由は確保されており害はない。中国ではないのだ。しかし東京都と関係が悪くなると本業に直接差し支えるのである。

もともとマスコミは金儲けの権化なのだ。金になるからなんでもする。
戦前は戦争万歳。戦後は戦争反対。正当性もモラルもあったもんじゃない。

もともと金儲けのための反体制だったのだが、いつも間にやら、それに感化ちゃった真面目なエリート社員が大挙して入ってくるようになり、引っ込みがつかなくなってしまっただけなのだ。今ではよその国と結託して国に一泡吹かせてやろうという輩まで現れる始末。

したがってテレビ局や新聞社の社長が総理大臣と仲良く会食しながら、支持率が下がったと批判報道をする。茶番である。