射手座の魂

はばかりながら はばかる 虚言・妄言・独り言を少々たしなみます

電子書籍を初体験。「川尻こだまのただれた生活」

本は紙で作られたやつがいいよねとずっと思っている。紙の本は重いしかさばるし、読むのも疲れるのだが、所有欲は満たされる。 そして電車の中でハードカバーの単行本なんぞを広げたならば、この高度に情報化されたスマホ全盛時代に抗う高潔な文芸の士として…

「鬼滅の刃」にすがるテレビ局と「製作委員会方式」

さて「鬼滅の刃」について書くのは2度目である。前回はこの大ヒットアニメの「モノローグ多すぎ問題」について書いた。 昨日「無限列車編」が放送された。相変わらずモノローグは多すぎ、とにかく説明が過剰である。そしてラストはこれでもかと怒涛の感動の…

共産主義は究極の民主主義であるという話 

メディアの中だけかもしれないが、自民党総裁選が盛り上がっているようだ。同時に野党の動向にも注目が集まる。野党陣営は共闘が出来るかどうかが肝となっている。その中で異質な存在感を示すのは「共産党」である。 かつての冷戦時代にソビエトとアメリカの…

佐藤賢一「最終飛行」を読んで サン=テグジュペリのイメージは激変しました

久しぶりに本を手に取った。佐藤賢一「最終飛行」である。佐藤賢一の本は多少読んでいる。中世ヨーロッパを舞台にした「傭兵ピエール」「双頭の鷲」「王妃の離婚」「カルチェ・ラタン」「二人のガスコン」、禁酒法時代のアメリカを舞台にした「カポネ」など…

東京では何者でもなく存在できる

東京に住むようになって20年ほどになる。東京は居心地が良いと思う。ご近所づきあいもあまりないし周りに友達もいない。孤独といえば孤独である。そしてとても楽である。「自由」だと思う。 娘も大きくなってきて手がかからなくなってきた。娘が小中学生だっ…

iTunes起動不能~幻の「時間の西方」~

音楽を聴こうと思ったらiTunesが起動しない。なにやら警告のウィンドウが出るのみ。調べてみると、ウィンドウズ版のiTunesで不具合が起きているらしい。アップデートが原因とのことだが心当たりはない。いずれにせよiphone13の発売に合わせてAppleがやらかし…

映画「MINAMATA」が公開される ユージン・スミスについて過去に書いていた

映画「MINAMATA」が公開された。水俣病にかかわった写真家ユージン・スミスの物語である。 3年ほど前につたない文章を書いているのでそのまま再掲載してみる。 このブログそんなにやっているのか。PV数なんて閑古鳥なのに(笑)。 再読して思ったのはヒロシ…

ラジオはインターネットで復活したのか?

10代の頃からラジオが好きである。家にいるときは何かしらラジオをかけていた。基本音楽を聴きたくて聞いているのでFMを好んでいた。東京FMが多かったな。J-WAVEは今と違い洋楽が中心だった。FM横浜はおしゃれだが距離がありノイズがのるし、天気の悪い日は…

ワクチン3回目は打たないつもり

僕は基本的に病院が嫌いである。風邪で病院へいくなんて愚の骨頂だと思っている。昨年その流行が始まりかけた頃、「新型コロナなんてただの風邪だろ」と思っていた。今現在はその考えをやや改め、「新型コロナなんてただの厄介な風邪だろ」となった。「厄介…

ゴールデンカムイ を読んでみた、無料で!

ゴールデンカムイを無料で読んだ。あまりの面白さに一気に読んだ。金出して読んだ人すいません。290話一気に読んだので、よくわからなくなっている部分もあるし、頭がクラクラする。 ゴールデンカムイは日露戦争後の北海道を舞台に展開する、アイヌの金塊を…